新人ナースを支える組織の体制
三重県立志摩病院では、厚労省の新人看護職員研修ガイドラインをもとに、新人看護師育成システムを作成しました。新人看護師を病院の新たな財産として、大切に育めるような環境を築き、専門職としての成長を支援していきたいと考えています。
「研修責任者」「教育担当者」「実地指導者」の定義
OJTの支援体制=パールサポートシステム
これは、新人を志摩の真珠のように光り輝く存在に育てていけるように、ガイドラインを参考に支援体制を整備したものです。看護実践を指導する実地指導者とは別に、新人が戸惑うことや困っていることなどを気軽に相談できる、お姉さん的な存在として、パールシスターを配置しています。
パールシスターについて
- パールサポートシステム独自のものとして、パールシスターを定める。
- 新人看護職員の指導、評価ではなく、相談役として、精神面のフォローを行う。
- キャリアラダーステップに関係なく、新人と年齢差の少ない先輩看護師を、新人一人に対し一人を配置する。
- 選出は部署の師長、主任の推薦を受け、研修責任者が任命する。
見出しタイトル
- 新人看護師への精神的支援
新人看護師が職場環境になじみ、よい人間関係を築けるよう支援する。
就職後の戸惑いや、悩み、疑問などの相談に乗る。 - 教育担当者、実地指導者との連携
新人看護師が精神的に安定して就業できるよう、新人看護師が抱える精神的なことについて、教育担当者、実地指導者と連携を図る。
年間スケジュール
新人看護師集合研修(毎月第3木曜日午後開催
研修は、e-ラーニングを使って事前学習を行い、参加しています。シミュレーターなどをフル活用し、『体験しながら学ぶ』方法で行っています。
主な研修内容をご紹介します。
三重県看護協会新任者研修や地域医療振興協会新入職者研修(本部)にも参加します。