当院は、志摩地域の中核病院で、日本外科学会、日本消化器外科学会、日本消化器病学会の認定施設となっています。
外科では、胃がん、大腸がん、肝臓がん・胆道（胆のう）がん・膵臓がん、食道がん、急性腹症、胆石症、虫垂炎、肛門疾患などの消化器疾患全般を扱っています。乳癌に対してはマンモグラフィー、エコー、MRIにより早期発見と乳癌手術を行っています。また、交通外傷などによる腹部外傷にも対応しています。腹腔鏡下手術にも積極的取り組み、胆石、虫垂炎手術はもちろんのこと、胃がん、大腸がん、副腎腫瘍に対し腹腔鏡下手術を行い、鼡径ヘルニアに対しても腹腔鏡下手術を行なっています。
また痔核に対しては、入院を必要としない外来での痔核結紮術を行っています。
手術を受ける患者さんには、手術について解りやすい説明を行い、QOL（日常生活の質）を考慮した外科治療を行っています。皆様が安心して手術を受けられるように外来、病棟、手術室スタッフが誠意をもって対応します。

一般社団法人National　Clinical　Database（NCD）の外科手術・治療情報データベース事業参加について

2011年1月より三重県立志摩病院は、外科系の専門医制度と連携したデータベース事業「National Clinical Database」に参加しています。これは全国の外科治療を行う、ほぼ全ての病院が参加している事業で、日本全国の手術・治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供することを目指すプロジェクトです。この事業を通じて、手術を行っている施設診療科の特徴，医療水準の評価，適正な外科専門医の配置，手術を受けた方の予後などを明らかにすることができます．情報収集の対象は、日常診療で行われている手術と治療に関する情報です。また、患者様が本事業に対して参加を拒否されても、日常の診療等で不利益を被ることは一切ありません。
なお、NCD事業は、不同意の意思表示をされない場合、同意されたものとして取り扱いいたします（この申し出については、いつでも撤回・変更を行う事が出来ます）。
一般社団法人National Clinical Database （NCD）のホームページでは、事業の詳細や倫理的配慮について掲載されています。
詳しい内容については、以下のホームページをご覧下さい。

一般社団法人National Clinical Database
URL：http://www.ncd.or.jp/